諸行無常から生まれたウルトラマン
人間の歴史は無常との戦いです。無常は諸行無常です。
無常は一見して悪の大王のように見えます。
年を取っていて物は古びますから吝嗇な人はさぞ無常を恨んでいると伺います。
無常があるのでものはさびれる古くなるのです。
だから生物は子孫を残す手段に出るかと伺います。ごくまじめな意味で。
もしも無常に対抗できなければ生物は存在できません。
何もない宇宙になっているかもしれません。
もしくは無常自体が存在できないかもしれません。
私は物理学者ではないですが物理学者の方に無常を説明してもらいたいものです。
時間が前に進むのはどうしてなのかを。
ちょっと語弊がありますが、宇宙が死んだときに時間が巻き戻されて逆に宇宙の時間はながれる、と。
無常でも怖いのにそうなったら大変だと思います。私はそう思います。
前に向かって歩いた過去が今度は逆に歩くことにはならないのでしょうか。
私は基本的にはまっすぐ歩きます。後ろに歩くのは得意ではないのです。
前に向くように歩くので。
もちろん道を譲ったりするときには後ろに歩かなくはないのですが無常が前に進んでも後ろに進んでもあまりよいことはなさそうですね。
というのが人間界の地獄なのでしょうか。
人間はなぜ地獄を考え出したかは後ろめたさや憎い相手をやっつけてほしいウルトラマン的な存在が欲しかったのかもしれません。
とするとエンマ大王はまさにウルトラの父やウルトラマンキングなんかに値するでしょう。
では天国や極楽は? 人間の理想郷ですね。神様や仏さまとしておきます。表現は。
私は神様や仏という存在をある意味、現代のロボットだと思っています。
罰当たりといわないでください。
かゆいところに手が届いて助けてくれる存在だとか願いをかなえてくれる存在だとの意味です。
だから人間の歴史は神様を追求する歴史だと思います。
神様だけでは足りないので人間の釈迦に悟りを開かせて神様の手助けをさせている執念だと思います。
別に一神教の神を否定して冒涜はしませんがキリストやムハンマドも神様のお助けマンです。
預言者はそんな感じなのでしょう。
無常に対抗して作られたウルトラマンやお助けマンが神と仏と預言者なのでしょう。
私が一神教途に恨まれるとするのならばすべて諸行無常がわるいことになります。
まったく人間界の地獄は争いごとです。
修羅界が突然出現するので人間界の地獄はものすごいことになります。
宗教は科学で否定されつつあります。
それも諸行無常なのかもしれません。宗教は昔の科学と歴史学者は言います。
私が思うに人間がゴジラたる諸行無常に対抗するためにウルトラマンに変わる神様やカプセル怪獣の仏と預言者を生み出したのでしょう。
未だに諸行無常は退治されていません。退治したあとにどうなるか不明ですが。
私も命燃え尽きるまで無常と戦います。まったく手ごわい相手ですよ!